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生きてます、なリラですこんばんは。
更新が全くできずにすみませんでした……! テストで忙しかったのもあったのですが、どうにもネタがなくて…。 いや、ネタはあるんですが、やる気が起きなかったんですよねー。 まぁでも今日はいろいろ書こうかと思ってます。 まずは闇の雫について。 かなり遅い更新ですが、ちゃんと完成させるつもりです。 あと、祐太さまに教えていただいたサイト様を参考に、少しずつサイトを作成していたりしていなかったり。 オリジナル小説メインのサイトになるかと思われます。 そろそろサイト作りを断念しそうな予感がしますが……(笑 あとは、最近闇の雫以外のネタもかなりうかぶんですよねー。 もしもサイトが完成したらそっちも少しずつ書いていきたいと思っています。 そんなわけで、いくつか思いついたネタ。 ・ヒトのココロから生まれる化け物。それを倒せるのは、特殊な力を持った者たちだけ。 警察の裏特殊部隊「春夏秋冬(ひととせ)」は、そんな力をもった者たちを集めた場所。 12の支部の中で最強の支部、師走支部(しわすしぶ)。そこに集うのは、10代の少年少女たち。 彼らの、化け物と人間との戦いの物語。 ・カミサマは存在する。それも、人の心に。 世界でたったの4つだけある、神様の血を引く一族。日本に二つ、中国に一つ、ドイツに一つ。 そんなものとは全く関係なく育った双子の兄妹。だが、二人は二つの一族の手によって引き裂かれてしまう。 四神家(しじんけ)の当主が同じ時期に現れるとき。物語は動き始める……。 他にもネタはあるんですが、名前とか全部決まってるのはこの二つだけですね。 どちらもかなりの長編になりそうですね……。 まぁ、とりあえずはサイトを作ってから考えます。 ではでは、このへんでー。 定期的に更新できることをいのりつつ(笑 PR |
どうも、豆まきが面倒になってきたリラです。
あ~、めんどくさ。 そういえば、イノセンスクリアしました~。 現在二週目です。 敵が弱すぎて、正直つまんないです。 というか、スペクタクルズ使う前に死ぬので勘弁してほしいです。 さてさて、今日は節分ということで、短編を書いてみました。 ギャグにしたつもりだったのですが、意味が分からないものとなりました。 ぶっちゃけ、自己満足です。 それでもいいというかたはどーぞ。 |
鼻水ずるずるのリラです、こんにちは。
寒いです。あ、風邪ではないですよ? はぁ、もういっそ、死ねばいいのに…(俺が さてさて、最近は小説というものが全く書けずに、なぜかネタだけが大量にあふれてくるという意味不明な状態になっております。 と、いうわけで。 ほんの少しだけネタばれ許してください!! 「あの日、僕たちは彼女に救われた。だから彼女についていくことにしたんだ」 「僕と兄さんは、兄弟…なんだけどね。君たちとは逆なんだ」 「あっれ~? もうみんな来てたんだ? 早いね~」 「こら、暴れるな。……それにしても、なんだか不思議な気分だ」 名前とか出すのは控えました。 新キャラの4人です。全員人間。でも魔術師。 さてさて、そうなってくると、当然彼らにも使い魔がいるのですが…。 ぶっちゃけ、そこまで出すともう新キャラの人数多すぎるよね、うん。 あ~、次の話が早く書きたい!!(その前に姉妹の戦い終わらせろ だってだって、次の話の主役は!! 風音なんだもん!!(あ、ばらした いや、なんか風音が一番人気あるっぽいし…。 というわけで。 今の作品終わってないのに、次回予告!!(撲殺 見たい方はどーぞ。 |
美しい空の色 美しい風景 そしてそれを見る 仲のいい友人たち その頭上に輝くのは 美しい 満月…… 「で。なぜ私は放課後いきなりベンツで連れ去られなければならないの?」 焔華が怒りを押し殺したような声で言う。だが、その車に乗っているのは風音と焔華の二人だけ。 当然、まともな答えが返ってくるはずが無い。現に、先ほどから同じ質問を繰り返している焔華に対し、風音はにこにこ笑っているだけだった。 (…………氷華。どうにかならないの?) 焔華は心の中で自分の姉、氷華に問いかけてみる。すると、焔華にしか聞こえない声が答えた。 『無理だろうな。あの風音だぞ? 諦めろ、焔華』 その言葉に焔華はため息をつく。氷華の言うとおりだ。 風音が焔華を放課後に連れ去るのは今回が初めてではない。今までに何度かあったのだ。そして、その理由が毎回くだらない事だったのを覚えている。一度は、商店街に買い物に連れて行かれた。そして、風音と水連だけが店に入り、焔華はそのあたりに放置されていた。あの時は何のために自分を連れてきたのか本気で悩んだものだ。まあ、その疑問は風音たちが店から出てきた直後に解決したのだが。 「…………」 焔華は、自分の胸元に輝く赤い石のついたペンダントを見る。小さな羽根のついたペンダント。風音と水連が、皆でおそろいにしようと買ってくれたものだ。なので、焔華、氷華、風音、水連の四人は持っている。そして、まだ渡せていないが、地華の分もある。ふと風音の方をみると、風音の胸元にも、焔華と同じ形で、色違いのペンダントが揺れていた。 (……あれ、地華に渡す事、できるのかな…) そんなことを心の中で呟くと、また自然とため息が出る。なぜ、こんな事になってしまったのだろうと考えて、焔華は首を横にふった。これ以上考えると、余計にテンションが下がりそうだ。 「焔華ちゃん、着きましたよ~?」 風音が焔華の方を見ながら言う。風音は最近、焔華の事を 「焔華ちゃん」 と呼ぶようになった。過去に、仲良くなってから呼び始めたのだが、記憶を無くしていたために、 「焔華さん」 と呼ばれていたのだ。焔華自身、 「焔華ちゃん」 と呼ばれるのは嫌ではなかったので、好きにさせていた。 「はいはい。ここは…………風音の家?」 風音に呼ばれて車から降りた焔華の目の前にあったのは、かなり大きな風音の家。以前にも来たことがあるため、すぐに分かった。だが。 「ねえ、風音。なんで私をここに連れてきたの?」 「あ、連ちゃんも来てますね」 軽く無視。さっさと扉を開けて家の中に入ろうとする風音に、焔華はかすかな殺意を覚えた。 『……こういう奴だろう?』 氷華がなだめるように言うが、今の焔華には逆効果だった。握り締めた手をかすかに振るわせつつ、冷静を保とうとする焔華。ところが、後ろから何者かに蹴りを食らわされたことにより、その努力は無駄になってしまう。 「どけよ、邪魔」 短い言葉と共に、焔華の体は前へと倒れた。普段なら使い魔である紅里がいるため、支えてくれるのだが、今日はいない。羽離と共に、水連の家に行ったきり、まだ合流していないからだ。焔華の体が地につくと同時に、風音が驚いたような声をあげた。 「天空くん! 何てことをするのですか!?」 風音がそらくん、と呼んだ少年は、ふんと鼻をならすと言った。 「妾の子供の友達なんだろ? 通行の邪魔だからどかしただけ。文句ある?」 「だからって、焔華ちゃんを蹴飛ばさなくても……!」 「なんだよ、妾の子が俺に指図するのか?」 「………っ」 焔華は倒れたままの体制で二人のやり取りを聞いていた。風音の家の事情は知らないし、知るつもりも無い。もちろん、彼女が話してくれるというのなら聞くが、自分から聞く気にはなれなかった。 だから細かい事は全く知らない。でも、一つだけ分かる事があった。 天空という子は、風音自身を見てはいない。 焔華はゆっくりと起き上がる。天空は気が済んだのか、さっさと家に入ろうとする。が。 「痛!!」 天空は見事に転んでしまった。何に躓いたのかと思い後ろを見ると、そこにあったのは起き上がった焔華の足だった。 「何するんだよ!!」 「それはこっちの台詞だ、クソガキ」 ピキッと、その場の空気が凍った音がした。正確には、焔華の理性が切れた音かもしれない。 『あ~あ。知らないぞ……』 氷華がため息をつくが、焔華は気にしない。鋭い目で、天空を見つめていた。自然と殺気が出ている。天空は一瞬ひるんだが、すぐに焔華を睨むと言った。 「妾の子の友達のくせに! お前なんかお父様に言えば何とでもなるんだからな!!」 「じゃあやってみろ」 「え……?」
「お父様がいなければ何も出来ないただのガキ。この世の有象無象ね」 『おい焔華!』 氷華が止めたが、焔華の怒りは一向におさまる気配が無い。 「大体ねぇ、初対面の人間をいきなり蹴飛ばすなんてどういう神経してるワケ? 親の顔が見てみたいわ。……いや、同じ環境で育っても風音はちゃんとしてるから、本人の性格の問題か。可哀相ね、そんな性格で。あんた、本当の友達いないでしょう?」 一気に喋る焔華。これにはさすがの風音も唖然とするしかなかった。 「まあね、別に? 貴方から見た私が侵入者とかに見えたのなら仕方が無い事だけど? というか……それ以前に。あんたが私を蹴飛ばした理由。風音の友達だからって言ったわね?」 その言葉にはっとした天空は頷く。 「だって、そいつは妾の子だ。卑しいフランス人の子供…」
「風音が、妾の子供だからなんだって言うの?」 焔華は、呟くように言う。 「私は、あんたの家のことなんて知らない。知りたいとも思わない、興味ない。けどね……風音を悪く言うのは、いくら家族でも許せない。あんた、風音の何を知ってる? 誕生日? 性別? 血液型? んなモンは聞けばだれでも分かるのよ。でも、あんたはそれすら知ろうとしてない。風音の事を妾の子供としか認識してない。 …………最低よね」 一歩。焔華が天空に近づいた。天空は、焔華に転ばされた状態のまま、起き上がっていないが、必死で後ろに下がろうとする。 「風音の性格、好きなもの、興味のある事。何も知らないで、決め付けて。そりゃ確かに、風音は妾の子供かもしれない。でも、だから何。そんなに血が重要? 風音のお母さんの血が、あんたのお母さんと違うから? その程度のことで風音を馬鹿にするの? あんたより風音のほうがよっぽどいい性格してるわね。正式な血を引くあんたよりも、ね」 そして焔華はいったん言葉を切る。息を吸い込むと、また口を開いた。
焔華はそこまで言うと、風音のほうに向き直った。 「で、私がここへ連れてこられた理由は何?」 密かに、 『天空のことは無視か』 という氷華のツッコミがあったが、あえてスルー。 「あ、ああ。私の部屋へ来てくだされば分かりますよ~」 そう言うと、風音は焔華を手招きした。その際に、風音は天空の方を見たが、俯いていたのでほうっておく事にした。風音に手招きされた焔華は、黙って風音について行く。その時、一度も天空の方を見なかった。 ☆ ☆ ☆ 「………………」 「あ、風音やっと戻ってきた」 「も~! おっそ~い!!」 風音の部屋に連れて行かれ、部屋の扉を開けた瞬間に見えたのは、まず、風音の部屋のソファに座っていた水連と、その隣のアゲハ。そして部屋の窓際に立っている紅里と、風音の机の上を片付けている羽離だった。先ほど風音は、なんのために焔華をつれてきたのか、部屋に入れば分かると言ったが……。 正直、全く分からない。 「風音、これは一体…………?」 「もうすぐ、夜になりますねぇ~」 「や、そうじゃなくてさ。この状況は一体何?」 「今日はお月見をしようと思いまして~」 「それで連れてこられたのね、私」 風音はにっこりと笑うと頷いた。はぁ、とため息をついた焔華は、とりあえず自分の使い魔、紅里の所へ行った。心なしかぐったりしているのは気のせいだろうか。 「紅里、何かあったの?」 焔華の問いかけに、紅里はため息で返す。要するに、何かあったのだ。 「またアゲハにいたずらされたの?」 返ってきた沈黙は肯定だろう。焔華はぐったりした紅里をみてくすりと笑った。 「…何が可笑しい?」 「や、だってさ」 少し不機嫌そうな紅里に向かって焔華は笑いかける。 「楽しいなぁって思って。こうしてると、地華のこととか全部嘘みたいに思えてくるの」 焔華の言葉は嘘ではない。本当に楽しいと思っているのだ。 地華が、この場にいないことを除けば、焔華に不満はないのだろう。 焔華の笑顔の中にかすかな曇りを見た紅里は、焔華から視線をそらすと言った。 「同じ世界」 「?」 いきなりの言葉にわけがわからず焔華は紅里の方を見る。沈黙してしまった紅里。紅里は、焔華の方を見ていない。どこか遠くを見ているようだ。何を見ているのかは、本人にしか分からない。 そこまで考えて、焔華は紅里から視線を外した。紅里と同じ方を見てみる。窓の外には、薄暗くなった空が見えるだけだ。今日は月がきれいなはずなのに、雲に隠れてしまって見る事が出来ない。 「月、見えないね」 焔華は独り言のように呟く。紅里からの答えは返ってこない。でも、焔華は気にしなかった。なぜなら、これがいつもの二人の関係だからだ。 余計な事は聞かない、詮索しない。お互いのペースを乱さない。それが、二人の間での暗黙の了解。だから焔華は、紅里の昔の話は絶対に聞かないし、自分の言葉に対して彼が返答しなくても何も言わない。それでも紅里は、焔華の質問には必ず答えてくれる。 紅里も焔華と同様で、焔華の事を聞こうとはしない。最も、紅里の場合は使い魔としての記憶のなかに過去の出来事が残っているから聞かずとも知っているのだが。 ふいに、視界が暗くなった。 「!?」 焔華は驚いて後ろを振り向くが、真っ暗なためなにも見る事が出来ない。どうしようと思い辺りを見回すが、何も見えない。 「ごめんなさい~。驚かせてしまいましたか?」 暗闇から聞こえた風音の声。どうやら、彼女が電気を消してしまったようだ。 「月が見えるのなら、月明かりで十分だと思って消したんですけど…。 見えないですね~」 「せめて月が見えるかどうか確認してから消しなさいよ。それ以前に、私たちに一言言ってからにしてよね」 風音の行動に、ため息をつきながら水連が言う。パタンと言う音がしたので、おそらく雑誌か何かを読んでいたのだろう。そして風音に電気を消され、読めなくなった、というところか。 そこまで考えて、焔華はふっと笑った。目が見えていないというのに、聞こえる音だけでみんなが何をしているかが分かる。普段から行動パターンがほぼ同じというのもあるが、やはり長年の付き合いのせいだろう。先ほど、天空に風音を馬鹿にされたとき、無性に腹がたったのはそのせいかもしれない。 「地華も、いればよかったのに……」 焔華が、ぽつりと呟いた言葉。それは全員に聞こえたらしく、その場がしんとなった。 誰一人として、口を開こうとはしない。 心の中に浮かぶのは、あの日のことだろう。 「この世界のどこにいても、空は同じだ」 嫌な沈黙をやぶったのは、以外にも紅里だった。 「地華が、この世界のどこかで俺たちと同じ月を見ているなら、一緒に見ているのと大差ないと思うが」 大差はある。地華がこの場にいるのといないのとでは大きな違いだ。紅里自身もそれを分かっているのだろう。だが。 「同じ月を見ている、か」 焔華の呟きに、皆は焔華のほうを見る。焔華の表情は……笑っていた。 「あの子も、この景色を見ているのなら……。 今は、それで十分よ」 そう言った後、焔華は気付いた。隣にいる紅里の顔がはっきりと見えるのだ。何故なのかは、すぐわかった。皆も、その理由に気付いたようだ。 「月、綺麗ですね~」 「今日は、中秋の名月だからね」 「うわぁ~! いつもよりキラキラ~!」 「雲が晴れたのですね」 月を見ながら、それぞれ感嘆の声をあげる風音たち。 焔華も、そんな声を聞きながら空を見上げる。美しい月。その月をみて思う事はただ一つ。 ねえ、地華。 貴方も、この月を見ているの――――――――? 暗い闇の中、ビルの屋上にたたずむ少女が一人。 少女は、茶色い髪を赤いリボンで結わき、ポニーテールにしている。 「今日は、中秋の名月だっけぇ?」 呟いた言葉は、風によってかき消される。ふいに、少女は髪を結わえていたりぼんを外した。 真っ赤なリボン。これは過去、姉からプレゼントされたものだ。 「焔華姉と氷華姉、見てるのかなぁ?」 悲しそうに呟いた声は、誰にも届くことなく――――――――消えた。 美しく、夜空を照らす月 少女達の願いも、想いも、悲しみも 全てを見つめ、聞いて 少女達を照らし続ける満月 月だけが知っている事実
心はいつも、共にある……
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